スポーツ > コラム > 記事

ユーロスタジアム

フォローする

サッカー女子W杯、世界を驚かす「なでしこ」の魔法
サッカージャーナリスト 原田公樹

(1/4ページ)
2011/7/15 7:00
共有
印刷
その他

サッカーの日本女子代表(なでしこジャパン)が13日行われた女子ワールドカップ(W杯)準決勝でスウェーデンを3-1で下し、初の決勝進出を決めた直後の記者会見は、日本人にとって痛快だった。

■なぜ小が大を制したのか

地元ドイツや海外の記者たちが、佐々木則夫監督に「どのようにして勝ったのか」という質問を繰り返したからだ。正確に言えば、ちょっとずつ内容は違うが、聞きたいことはほとんど同じ。多くの記者たちは、「体の小さな者が、いったいどうやって大きな者を倒したのか」と目の前で起こった"魔法"のような現象の理由を知りたがっていた。

佐々木監督は開口一番、「本当に特別なことをしたわけじゃない。選手が今までやってきたことをよくやってくれた。非常にボールも体もよく動いて、集中力もあった。近年にない質の高いサッカーをやってくれた。それが結果につながった」と選手の奮闘をたたえた。

■外国人には異質に見えるサッカー

その通りなのだが、外国人記者たちはもっと詳しい戦術を指揮官に語らせたいようで、手を変え、品を変え、質問を飛ばした。

「日本は小柄なので、ボールを動かして、守備でも攻撃でも互いに連係してやっている。全員サッカー。それをやらないと世界に通用しないので、一生懸命練習している」

多くの外国人の記者は、いまひとつ得心がいかない様子だった。なでしこジャパンのスタイルは、技術をできるだけ高め、連動して動き、コンビネーションを極めたサッカー。日本人にとっては、ごく当たり前のスタイルなのだが、外国人にはかなり異質に見えるからだ。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次へ

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

ユーロスタジアム 一覧

フォローする

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のMF香川真司が、一時の輝きをすっかり失ってしまった。いまやルーニーにトップ下のMFのポジションを奪われ、リーグ戦のレギュラーからも外されて、カップ戦要員に。そ …続き (2012/10/26)

 ザッケローニ監督が率いるサッカー日本代表が、“中間テスト”の時期を迎えた。いま欧州遠征中で、12日にフランス代表、16日にブラジル代表と戦う。
 このイタリア人監督に率いられて2年。昨年のアジアカップ …続き (2012/10/12)

 先日、イングランド・プレミアリーグのウィガンを指揮するロベルト・マルチネス監督がFW宮市亮について、こんな表現で褒めた。
 「リョウは素晴らしかった。お金を払って見るに値する選手だ」 …続き (2012/9/28)

ハイライト・スポーツ

[PR]