2018年7月21日(土)

未来面「つくりかえよう。」

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 日本経済新聞社は、読者や企業・団体の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「つくりかえよう。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
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海は私たちの社会や生活をどのように変えてくれるのか
読者の提案 田中孝雄・三井E&Sホールディングス社長編

未来面
(1/4ページ)
2018/6/25 2:00
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 田中社長の提示した「海は私たちの社会や生活をどのように変えてくれるのか」という課題に対し、多数のご投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部をご紹介します。

■海中にオフィス 楽しく快適に仕事

 寺本 清香(早稲田大学社会科学部2年、19歳)

 満員電車ではなく、潜水艦に乗ったり海中散歩を楽しんだりして、海の中のオフィスに出勤する。広々としたスペースで、海底に降り注ぐ光を感じ、暗くなったら帰宅する。昼食には新鮮な海鮮料理。美しく、理想の働き方ではないだろうか。

 企業のオフィスが集中している東京では地価が上昇している。サラリーマンにとっても、経営者にとっても苦しい。労働環境は厳しく、結果としてパフォーマンスが下がってしまうのは企業、さらに日本経済にとって損失だ。いま、オンラインで完結できる仕事はたくさんあり、会議はビデオチャットで済ませられる。未来のオフィスに求められるものはエンターテインメント性だろう。わざわざ一か所に人が集まって仕事をするには、個々人が最大限の能力を発揮し、創造性が育まれるようなオフィスでなければ意味がない。

 都会の喧騒から離れ、美しく刺激的なオフィスでの新しい働き方を私は提案したい。

■ストレス癒やす リラックス施設を

 古沢 侑夏(駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部2年、19歳)

 日々の生活に疲れた社会人や学生がリラックスできるリラクゼーション施設を、海中に作ってはどうか。人々の生活をより充実度の高いものに変えていけると思う。

 海の中という空間は私たちにとって、非現実的な場所だ。普段長く滞在することのない水中で時間を過ごすことによって、現実を忘れることができる。リラクゼーション施設には心理カウンセラーを常駐させたい。非現実的な空間に相談できる場所をつくることで、もっと多くの人が気軽に自分の悩みを解決することのできる機会が増えるのではないか。

 現代の生活では、ストレスを抱えて生きている人が多くいる。中には自ら命を絶ってしまう人もいる。地上で働き方を変えること以外にも、何かできるのではないか。海中リラクゼーションはひとつの避難所になり、少しでも命を大事にする人を増やすことに貢献できればいい。

■生態系サービス 壊さずに次世代へ

 西野 夏希(大阪大学法学部3年、20歳)

 海には多くの生物が生きており、私たちはそのことから様々な恵みを受けとっている。恵みは生態系サービスと呼ばれていて、そのなかには(1)食料や遺伝資源の供給サービス、(2)気候の安定化や水質浄化といった調整サービス、(3)海水浴などレクリエーション機能や精神的恩恵をもたらす文化的サービス、(4)栄養塩の循環や光合成を指す基盤サービスがある。

 どれをとっても、私たちが積極的に海を守っていかなければ受けられない恩恵だ。供給サービスがわかりやすい。魚や貝など食料は無尽蔵に存在しないため、海を汚染したり乱獲したりするとそのぶん、恵みは減ってしまう。

 海は、地球上で長い時間をかけて育まれてきた。人間がつくることはできない。絶妙なバランスで保たれ、つねに変化している命の世界。私たちには、海のサービスに感謝し、むやみに壊すことなく未来の世代へつなぐことが求められている。

【以上が紙面掲載のアイデア】

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