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サッカー女子W杯…なでしこジャパンの「美しさ」
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2011/7/1 7:00
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どうしても女子スポーツとなれば、メディアは美形の選手を集中的に取り上げがちだ。世界的にその傾向はあるが、日本のメディアはとくに顕著である。

テレビを中心に新聞などの主要メディアでさえ、「美人選手」をスターとして扱い、そうではない選手は二の次になりがち。「××がもっとかわいかったらなぁ……」とは、記者たちがよく漏らす言葉だ。

■悪しき風潮を「一蹴」?

確かに女子スポーツは、男子と比べて退屈なものが多い。パワーやスピードで劣るからである。だから世の中から興味を持ってもらうためには、「美人選手」に取材が集中する。しかし、こうした風潮ではスポーツの本質が伝わらず、女子スポーツの普及や発展を遅らせる一因になっている。

だが、いまドイツで開催されている、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)は、その悪しき風潮をまさに「一蹴」するかもしれない。女性ならではの「美しさ」がプレーの中でしばしば見られるからだ。

■男子サッカーはプロスポーツの地位を確立

かつて男子のサッカーは「テクニックの南米」と「パワーの欧州」とに、スタイルは二分されていた。だが1980年代以降、多くの南米選手が欧州のリーグでプレーをするようになり、大陸ごとの独特のスタイルは薄まっていった。その後、各国リーグや欧州チャンピオンズリーグ、4年に一度行われるW杯が世界中でライブ放送され、いい戦術やプレーは、すぐにまねされたことも拍車をかけた。

こうしてプレースタイルは広まっていき、そのうちにバルセロナ(スペイン)やアーセナル(イングランド)など、固有のスタイルを持つクラブも出てきた。

またこの20年で、スパイクやボールなど用具が劇的に進化し、サッカーの技術や戦術の発展を大きく助けた。かくして男子サッカーは見せ物、つまりプロスポーツとしての地位を確立したわけだ。

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