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ハングリー精神満点…オリックスにドミニカ右腕の救世主
スポーツライター 浜田 昭八

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2011/6/18 7:00
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"ハングリー精神"は日本球界で、今や死語になりつつある。だが、久々にそれを感じさせる青年が現れた。オリックス先発投手陣の崩壊を食い止めたフィガロ。推定年俸3400万円、ドミニカ出身のこの26歳右腕は、ジャパニーズ・ドリームを求めて黙々と投げる。

■岡田監督は早くから注目

大リーガーだったが、124勝を挙げた同僚の朴賛浩、ワールドシリーズに出場した田口壮のような華やかな実績はない。デトロイト・タイガースで投げたが、短い滞在でファームへ落とされることが多かった。

オリックス入り後もキャンプで太ももを痛め、ほとんど注目されなかった。投手陣の目玉は朴と横浜から移籍入団した寺原隼人。野手では高卒新人ながら攻守に天才的センスをのぞかせる駿太(後藤)が脚光を浴びていた。

だが、岡田彰布監督は早くからフィガロを欠かせない戦力と見ていた。「球が速いのが魅力だし、変化球でもストライクをとれる」と、先発ローテーションに組み込んだ。金子千尋、近藤一樹が故障で出遅れていたので、出番はすぐ巡ってきた。

■2戦目以降はほぼ安定した投球

本番デビューは開幕3戦目のソフトバンク戦。力任せの投球が裏目に出て敗れた。二回2死後、押し出しと二塁打2本で5失点。だが、三回から立ち直り、六回までの4イニングを3安打無失点に抑えた。その修正能力の高さは、ただのスピード誇示の投手でないと感じさせた。

先発投手は6イニングを3失点以内に抑え、「試合(の格好)をつくる」のが義務とされている。6月15日の横浜戦こそ最短の4イニングで降板したが、2戦目以降のフィガロはほぼ「試合を壊さない」で、救援陣に後を託している。

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