2018年11月20日(火)

9月自民総裁選、地方票の影響は
岸本好正・日経プラス10キャスターに聞く

日経プラス10「フカヨミ」
2018/5/14 10:00
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ニュースを詳しく解説する「フカヨミ」コーナー。今回は9月に実施される自民党総裁選での「地方票」の重要性について、BSジャパン「日経プラス10」の岸本好正キャスターが解説しました。

小谷キャスター

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岸本キャスター

岸本キャスター


▼ニュースの骨子
 今年は、自民党有力議員が地方を精力的に回っている。9月の総裁選に向けて世論に左右されやすくなった「地方票」を固めるためだ。地方票が本格的に導入された1978年から直近で投票があった2012年の総裁選をデータで振り返ると、複数候補が立ち、地方票数が把握できる12回のうち、11回は地方票トップの候補が制している。

岸本氏の解説要旨は以下の通りです。

■決選投票に地方票を反映

「2012年の総裁選を振り返ると、自民党は野党で、国会議員は衆院あわせて200人足らずだった。一方、地方票は300。第1回投票で地方票を固めた石破茂氏がトップに立つものの過半数は取れず、2位の安倍晋三氏と決選投票。決選投票は国会議員票のみで競われ、安倍氏が勝った。その後、総裁選の仕組みが変わる。変更の大きなポイントは、決選投票で47都道府県に1票ずつ割り当てられることだ。前回、2015年は無投票だったため、今回が新しい仕組みによる初めての総裁選となる」

■容易でない地方票での逆転

「地方を重視する傾向が強まったわけだが、地方で人気があれば勝てるか、というとそうとも言い切れない。2012年の安倍氏と石破氏の得票率をもとに、新しいルールで単純に計算すると、47の地方票のうち石破氏が41票、安倍氏が6票となる。仮に12年に現行ルールが適用されていれば、石破氏が総裁となっていた」

「しかし今回は国会議員数が12年の倍以上、405人に増えている。国会議員票を12年の得票率で計算すれば安倍氏が大きく上回り、石破氏の地方票のリードを消し去る計算になる。一定以上の国会議員の支持を集める議員がいれば、地方で惨敗しても勝つ可能性が高いといえそうだ」


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