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悠々球論(権藤博)

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低迷阪神…真弓監督の度量が試されている

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2011/6/12 7:00
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昨年の失敗を生かせていないのではないか。優勝候補の一角と目されながら借金生活に沈む阪神をみて、そう思う。

昨年、阪神は優勝へのマジックナンバーまでともしながら、中日にひっくり返されて、1ゲーム差の2位に終わった。

■1点の重みを思い知ったはずだが

競馬でいえば最後の直線までリードしながら、ゴール目前でさされた、という感じ。こういう負けは騎手、野球でいえば監督の責任だ。

中日との差は1点差、2点差の僅差のゲームをものにできるかどうかという部分だった。まず、がっちりディフェンスを固め、年間を通して浮き沈みの少ない戦いをしてきた中日に屈した詰めの甘い阪神の野球。1点の重みを思い知る結果だったはずだが、真弓明信監督の采配にそのあたりが反映されている様子はうかがえない。

守れない左翼の金本知憲をいつまで起用するのか。ディフェンスということを考えると、3割30発打ってもらってやっと"元"がとれるかどうかといったところ。チームにとっての「顔」であり、大功労者だからおいそれと外せるものではない。

■決断は監督がするしかない

金本に代わる選手が出てこないというのも現実のようだ。しかし、金本の衰えは今に始まったことではなく、どこかで踏ん切りを付けなくてはいけない。

一体誰が決断する? もちろん監督しかいない。誰だって憎まれ役にはなりたくないが、そのために高給があてがわれているのだから。仕事だと割り切ってやるほかないだろう。

その決断ができていないということは、プロの監督として甘いといわれても仕方がない。

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