2019年7月23日(火)

日本サッカー世界への挑戦

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サッカー日本代表が抱えるシステムよりも重大な課題
サッカージャーナリスト 大住良之

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2011/6/9 7:00
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チェコと0-0で引き分け、タッチを交わす日本代表イレブン(7日)

チェコと0-0で引き分け、タッチを交わす日本代表イレブン(7日)

6月1日から7日にかけて行われたサッカーのキリンカップで、日本代表はペルー、チェコと戦い、ともに0-0で引き分けた。チェコとペルーの対戦も0-0の引き分けだったため、今年の大会は3チームの同時優勝という珍しい結果に終わった。今回のキリンカップの大きなテーマは「3-4-3システム」だったが、どうだったのだろうか……。

■ザック監督「チームの成長に喜び」

1日に新潟・東北電力ビッグスワンスタジアム、そして7日に日産スタジアム(横浜国際総合競技場)に詰めかけた計10万を超すファンに勝利を届けることはできなかった。しかし、アルベルト・ザッケローニ監督は、「チームの成長に喜びを感じている」と語った。

昨年10月、アルゼンチンに1-0で勝利した初采配以来、今年1月のアジアカップまで、ザッケローニ監督は一貫して「4-2-3-1システム」で戦ってきた。

現在の世界のトップクラスでは4バックをベースにした4-2-3-1や4-2-2-2が主流で、3バックで戦っているチームはほとんどないといっていい。

キリンカップで3-4-3の新システムを試したザッケローニ監督

キリンカップで3-4-3の新システムを試したザッケローニ監督

■3-4-3でプレーの幅の拡大狙う

岡田武史監督時代の日本代表も4バックだったし、日本代表がプレーするJリーグやヨーロッパのクラブも例外なく4バックでプレーしている。だから選手たちが慣れている4-2-3-1からスタートしたのである。

しかし3-4-3はザッケローニ監督がイタリアのクラブの監督をしている時代に熟成させ、成功を収めたシステム。その長所を知り尽くしたザッケローニ監督にすれば、4-2-3-1だけでなく3-4-3でもプレーできるようになれば、日本代表のプレーの幅が大きく広がると考えたのだ。

だが、1月のアジアカップ以来初の国際試合となったペルー戦では、3-4-3のいいところはまったく出なかった。

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