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「サンデー」の孫が占拠、今年のダービーが示す懸念

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2011/5/26 7:00
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競馬の祭典、第78回日本ダービー(東京優駿、G1・芝2400メートル)は29日、東京競馬場で行われる。今年、3歳を迎えた国産馬と輸入馬計7458頭の頂点を決める戦いだが、戦う前から既に"勝者"に決まっている馬がいる。不世出の大種牡馬サンデーサイレンス(米国産、1986~2002年)だ。今回、晴れの舞台に立つ18頭はすべて、同馬の孫なのである。

■サンデーの子供が競馬場に現れて17年

日本は07年から主要競馬国の証明とされる国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の「パート1」国入りを果たした。競走馬の生産頭数も世界第5位を誇る。これほどの競馬国で、頂点を争うレースが同じ種牡馬の孫だけで争われるという事態は、全く異例と言わざるを得ない。

94年にサンデーサイレンスの子供たちが初めて日本の競馬場に姿を現してから、今年で17年。怪物種牡馬の血脈は日本の競馬を制圧し、他の血脈を埋もれさせつつある。

ダービーのフルゲートは18頭。このゲートにたどり着くまでだけでも厳しい競争だ。競走馬は生後2年で競走出走が可能になる。中央競馬の場合、3歳の5月末までに3勝するか重賞1勝が出走の目安となる。このほか、重賞で2着に入って賞金を加算するか、事前に指定された「トライアル」で上位に入れば、出走権を得られる。

■最大勢力はディープの子で4頭

今年のダービー出走馬は、昨年6月から約11カ月間、サバイバルレースを展開したのだが、ふるいにかけられて残ったのは、サンデーサイレンスの孫だけだった。

18頭の内訳を見ると、父の父がサンデーサイレンスという馬が16頭で、母の父がサンデーサイレンスが2頭。「サンデー系」と呼ばれる種牡馬が、今の日本でいかに強い勢力を誇っているかがわかる。

「父の父がサンデー」という馬の中で最大勢力は、05~06年に中央競馬で史上最多タイとなる7つのG1タイトルを獲得したディープインパクトの子で、今回は4頭が出走する。

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