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悠々球論(権藤博)

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セ・リーグに春の嵐…「3強」の戦い方がおかしいぞ

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2011/5/15 7:00
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中日、阪神、巨人。セ・リーグの昨季の3強が開幕でつまづいた。まさに春の嵐。戦力格差が拡大する一方だったセ・リーグはこの手のハプニングがないとつまらないが、広島やヤクルト、横浜の踏ん張りをほめてばかりいるわけにもいかないようだ。

■おどおどした戦いぶり

気になるのが、"3強"のおどおどした戦いぶりだ。当初3月に予定されていた開幕を控え、分厚い戦力を誇る3強は「さあ、今年も走るぞ」と自信満々、やる気満々だったところに急ブレーキをかけられて、調子が狂ったのだろうか。

特に3月開幕強行の旗振り役だった巨人は延期によるずっこけ方もひどかったのかもしれないが、とにかくあの「野球をやっていていいのか」と悩んだ時期の重苦しさを今ごろ引きずっているのか、と思えるような戦いぶりだ。

巨人のチグハグさは不振が続く小笠原道大の1番起用に表れている。一向に調子が上がってこない3番打者に、原辰徳監督が「あえて名前を言ってしまうが、相手の術中にはまるようなガッツ(小笠原)のバッティングは(チームの)勢いを遮断する」と珍しく、選手個人を責めたと思ったら、翌5月12日の横浜戦で1番に起用した。

■いきなり鬼の顔を作ってみせても…

この策は当座のカンフル剤としては確かに効いた。先頭打者としてバッターボックスに立った小笠原は左中間を破り、この試合唯一の得点イニングを演出し、お立ち台に立った。

しかし、毒舌で知られたノムさん(野村克也氏)や、ほかの監督ならいざ知らず、原監督はこれまで選手個人について、人前でほとんど愚痴をこぼさずにきた監督だ。いきなり鬼の顔を作ってみせても、全然似合わない。

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