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J1復帰1年目で首位快走…柏の強さは本物か
サッカージャーナリスト 大住良之

(3/5ページ)
2011/5/13 7:00
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送り込んだ11人はGK菅野孝憲、DFは右から酒井宏樹、増嶋竜也(今季京都から移籍)、近藤直也、ジョルジ・ワグネル、MFはボランチに栗沢僚一と大谷秀和を置き、右にレアンドロ・ドミンゲス、左に大津祐樹、そしてFWはベテランの北嶋秀朗と若い田中順也だった。

前の4人は攻撃的な選手である。だが、その4人にネルシーニョは守備の徹底を命じた。

■1分もたたないうちに先制

試合は予想外の始まり方をした。浦和のキックオフ。そのボールを奪った柏が右サイドに展開し、レアンドロ・ドミンゲスがオーバーラップしたDF酒井にタイミングの良いパス。追いついた酒井がそのままライナーで中央に送ると、飛び込んだFW北嶋がダイビングヘッドでゴールに叩き込んだのだ。

北嶋はトルシエ監督時代に日本代表を経験しているベテランFW。ここ数年は不調が続き、柏でもポジションを失っていたが、昨年の後半にコンディションを上げ、ポジションを取り戻した。ハードワークをいとわない選手で、ネルシーニョ監督は前線からの守備力を上げるために北嶋の起用に踏み切ったに違いない。

その北嶋がキックオフから1分もたたないうちに先制点。この得点は大きかった。

鮮やかなカウンター

「あの1点で落ち着いたゲーム運びができるようになった」とネルシーニョ監督。

サイド攻撃を抑えるために、浦和のDF陣に余裕をもたせず、前線から激しくプレスをかける。警戒すべきMF柏木陽介とマルシオ・リシャルデスには、栗沢と大谷が厳しく対処する。その守備からボールを奪い、攻めきる。

前半21分には、相手左CKからのカウンターで見事な2点目。自陣ペナルティーエリア、前からレアンドロ・ドミンゲスが左に走った大津にパス。このときレアンドロ・ドミンゲスは相手DFからファウルを受けたが、主審が冷静な判断でアドバンテージを取った。ボールは大津から中央に上がってきたジョルジ・ワグネルに渡って得意の左足シュートが決まり、2-0となった。

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