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J1復帰1年目で首位快走…柏の強さは本物か
サッカージャーナリスト 大住良之

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2011/5/13 7:00
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ネルシーニョ監督はブラジルでも名門クラブを歴任してきた名将。94年から96年にかけてヴェルディ川崎(現在の東京ヴェルディ)で指導し、03年から05年にかけては名古屋で指揮をとった。ヴェルディを率いていた95年秋には日本代表監督に内定しかけていたことでも知られている。

■サッカーにロマンを求めない

そのネルシーニョ監督が09シーズンの半ばからチームをつくり、10年のJ2を戦い抜き、そして今季のJ1に挑戦しているのが現在の柏だ。その「継続性」こそ、柏の強さの根源と言っても過言ではない。

ネルシーニョ監督はサッカーにロマンを求めない。徹底して勝負にこだわり、そのチームの置かれた状況、手持ちの選手の特性を考えてチームづくりをする。

09年の後半にはすでにその成果は表れており、ネルシーニョ監督就任後の柏は16戦して4勝7分け5敗。10月の3連敗が響いてJ1残留はならなかったが、鹿島と1-1で引き分けたほか、浦和に4-1、名古屋に3-2、そして清水に5-0と強豪を倒して、けっして弱くないことを示していた。

そのチームに昨年ブラジルからレアンドロ・ドミンゲスを加え、今季はさらにブラジルや欧州のクラブで活躍したジョルジ・ワグネルを加えたが、急激にチームを変えたわけではない。ただ、ネルシーニョ監督が求める攻守を忠実に実行できるメンバーだけが残った。

■チーム一丸の守備

5月7日の浦和戦は、柏の力を推し量る好機だった。2連敗していた浦和だが、その前の4月24日には昨季の王者・名古屋を3-0で下すなど、個々の力はある。J1復帰後、柏が初めて当たる「ビッグクラブ」だった。

ネルシーニョ監督は、浦和の攻撃を徹底的に研究し、チーム一丸の守備で防いでカウンターを仕掛ける作戦を指示した。

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