未来面「世界を変えよう。 」

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製薬会社は世界を変えるため何ができますか
読者の提案 真鍋淳・第一三共社長編

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2017/10/25 2:00
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■AIを使った「医師ロボット」が命を救う

 加藤 由佳(産業能率大学経営学部2年、19歳)

世界には、環境やお金に恵まれずに困難な生活をし、小さな子どもが病気になる国がいくつもある。そういった国では、医療が充実していない。そこで、人工知能を使った医師のロボットがあればいいと考えた。ロボットは処方箋をストックできる内部構造にする。子どもの病気に直面している国々に、人工知能を利用したロボットを送り、医師の代わりに患者をみることができれば、少しでも多くの命を救える。また、人間は長時間働き続けると疲れたり、判断ミスをしたりといった問題が多くなる。24時間体制で働くには医師を少なくとも数人は確保しなければならない。生活が困難な国ではもともと医師が少ないかゼロという現状がある。その状況下では、他国から派遣するのが選択肢になるが、そう簡単ではない。そういった問題点を解決し、人間にはできないことも可能になるのが人工知能の良さだ。少しでも多くの命を救うことで、働ける人が増え、やりたいことができる環境が整うのではないか。

■投与ミスがあっても身を守れる薬

 安田 穣(芦屋市立山手中学校3年、14歳)

最近、悲しいことに薬の投与ミスで患者の生命が奪われるという、取り返しのつかないことになる例が増えていると感じる。医者を責める人がいるが、人間である以上、ミスを完全に防ぐのは難しいだろう。そんな悲惨な状況を薬で防げないだろうか。例えば定められた量の薬がすでに投与された状態の患者がいたとする。仮に同じ薬がミスでさらに投与されてしまっても、投与済みの薬の効果がなくなるまでカプセルが溶けない、といった薬を作れないだろうか。こうすれば、投与ミスで亡くなる患者は減るほか、医者も助かる。医療の世界では現場の人しか分からないプレッシャーがあり、ミスをしないのは難しいかもしれない。提案したような薬が作り出されることによって、医者の精神的負担はかなり楽になり、少しは疲れも減ると思う。そして、手術中のミスを減らせるようになるだろう。より良い薬から、より安心できる治療へ。今はそういう時代に突入していると思う。

■医療ツーリズム主催で効果的な治療を支援

 谷村 悠真(海陽学園海陽中等教育学校2年、13歳)

医療ツーリズムを製薬会社が担うのはどうだろうか。日本は温泉が多く、医療ツーリズムに適している。製薬会社の主催なので薬を少し安く提供できるだろうし、薬以外の治療と並行して使えば、より効果的に治療できるメリットがある。また、製薬会社の得意分野を生かし、日常生活では気をつけにくい塩分やビタミンなどの摂取量を考えた健康的な食事をとれるようにする。製薬会社が医療ツーリズムにかかわるもうひとつのメリットは、新薬開発の研究だ。ツーリズム参加者たちの治療に関する情報や状態、経過などについてビッグデータを作り、研究に役立てる。AIを新薬開発に利用し、ビッグデータの読み取りなどの作業を効率化する。またAIは患者の治療にも利用する。このように、製薬会社が将来は薬の開発だけでなく、多様な治療を提供するようになるかもしれない。

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