2017年11月24日(金)

未来面「世界を変えよう。 」

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 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「世界を変えよう。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
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製薬会社は世界を変えるため何ができますか
読者の提案 真鍋淳・第一三共社長編

未来面
(1/4ページ)
2017/10/25 2:00
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 真鍋淳社長の提示した「製薬会社は世界を変えるため何ができますか」という課題に対し多数のご投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部をご紹介します。

■飲めば病気が見つかる薬

 落合 涼花(産業能率大学経営学部2年、20歳)

 薬といえば「病気を治すためのもの」「病気を予防するもの」として定着している。がんですら手術も入院もせずに治る時代になったが、薬はその概念にとどまったままだ。そこで「病気を見つける薬」というのはどうだろうか。一回服用するだけで体の不調の理由がわかる薬だ。薬を飲んだ後の便の色で病気が判断できるといったものである。忙しさを言い訳に健康診断に行かない人々も、薬を飲むことはできる。そんな薬が生まれれば、誰でも手軽に自分の体を知り、健康的な生活を送ることが可能になる。特にがんは早期発見が大切だ。ふとした合間に飲んだ薬が早い段階でのがん発見につながり、大切な命を救うきっかけになるかもしれない。すべては命があってこそ。病気の発見を目的とした薬は全く新しいタイプのもので、人々の生活をつくり、未来をつくる可能性を秘めている。

■あなただけのカスタムメイド薬

 中尾 朱里(光塩女子学院高等科3年、18歳)

 風邪や頭痛、鼻炎などの症状が表れた時に何度も薬に助けられたが、合わない薬を服用して効果があまり出ないこともあった。洋服を体形や趣味に合わせてあつらえるように、個人の体の特性に合わせた内容へ調整する「カスタムメイド薬」ができないだろうか。個人の病歴など体に関する情報や遺伝子情報をあらかじめ登録しておき、性別や国籍、年齢といった諸条件に沿って薬を作る。それができたら薬効は現在よりも上がるのではないだろうか。各自の薬の効果をビッグデータとして活用すれば、新薬開発にも寄与すると考える。国や医療機関と製薬会社が連携して枠組みを作る必要があるものの、ドローンを使えば遠方に住む人にも薬を早く届けられるはずだ。受診してから24時間以内にカスタムメイド薬が自宅に届けられる世界が実現したらと想像すると、期待が膨らむ。

■がんや血栓を食べる生きた薬

 貝原 幹雄(無職、63歳)

 生物薬、つまり「生きた薬」を開発したらどうだろうか。地球上には未知の生物が多数存在する。アマゾンのジャングルには人を食べる細菌が存在すると聞いたことがある。そこへ調査団を送り込み、役に立ちそうな生物を採取。次にゲノム編集により薬に変える。血栓を好んで食べる細菌を注射で体内に取り込めば、脳梗塞の予防につながるのではないだろうか。がん細胞を食べる細菌があれば悪性のがん細胞を除去でき、ウイルスに対抗する細菌を見つければ肝炎の治療に役立つ。人間の幹細胞を欠損箇所に運んでくれる細菌があれば、失われた臓器を再生できる可能性すらある。その薬をなす細菌などが長期的には人間へ害をもたらす要素を持っていても、生物であれば寿命があるはず。「仕事」が終わった後に、死滅するよう設計すれば良い。実現すれば全ての人が健康に天寿を全うすることができるだろう。

【以上が紙面掲載のアイデア】

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