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バース、研究熱心と高い順応性で阪神最強の助っ人に
スポーツライター 浜田昭八

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2010/11/7 7:00
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打率3割8分9厘のシーズン最高打率

翌86年にも47ホーマーを放ち、2年連続で3冠王に輝いた。相変わらず真っ向勝負をしてもらえず、敬遠18を含むリーグ最多の82四球を得た。

それでも相手を"弱虫"呼ばわりせず、打率3割8分9厘をマークした。イチローも破れなかったシーズン最高打率として、今も日本のプロ野球界に輝いている。

長男が重病になり、米国に帰国

日本でプレーしたのは6シーズンだったが、最後の88年は22試合に出ただけで帰国した。長男が重病になり、米国での治療を望んだためだった。

このとき34歳。まだ4、5年は活躍できたはずだった。本人と阪神にとって不運なことだったが、家族をなによりも大事にする人間として、帰国は当然の選択だった。

 ランディ・バース 1954年米国出身。米大リーグ5球団を経て83年阪神入り。88年まで在籍して打率3割3分7厘、202ホーマー、486打点。85、86年に連続3冠王。85年MVP。86年に3割8分9厘のシーズン最高打率と7試合連続ホーマーの最多タイ記録をマーク。
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