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ゆっくり長く走る…"苦行"のような練習に耐える
編集委員 吉田誠一

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2010/9/16 7:00
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体重を1キロ減らすと、フルマラソンのフィニッシュタイムは理論的に3分縮まると言われている。

ということは、南アフリカでのワールドカップ(W杯)サッカーの取材の間にランニングから完全に遠ざかり、ベスト体重より9キロも重くなった私がマラソンを走ると、以前より27分も遅くなるということだ。

南アW杯取材から帰るとスピードが落ちていた

南アW杯取材から帰るとスピードが落ちていた

スピードが上がらない

なるほどねえ、という感じがする。50日近い海外出張から帰って、すぐにトレーニングを再開したが、まったくスピードが上がらなかった。頑張っているつもりなのに、時計に目をやると、ゆっくりとしたペースでしか進んでいない。

一体どうなっているのだとショックを受けた。もどかしいというか、腹立たしいというか、悲しいというか……。そんな遅い自分が嫌になったが、どういうわけか走るのが嫌にはならなかった。

現実を受け入れるしかない

こういうときは、現実を受け入れるしかない。自分が今できることから始めるしかない。速く走れないのだから、ゆっくりと走る。ゆっくり走っているうちに、いずれ速くなるだろうと信じるしかなかった。

徐々に自分が速くなっていくのを楽しめばいいじゃないか。「一からの出直しのチャンスをくれた南アフリカよ、ありがとう」と、私はなかばやけくそになって再び走り始めた。

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