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サッカー日本代表、責任感をもう一度思い起こせ
サッカージャーナリスト 大住良之

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2010/9/11 7:00
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そして今日のサッカーでは、ひとりでチームを勝利に導くことのできる選手などひとりもいない。

グアテマラ戦で先制点を決め喜ぶ森本(7日、長居陸上競技場)

グアテマラ戦で先制点を決め喜ぶ森本(7日、長居陸上競技場)

仲間と協力し、仲間を助け、すべてのプレーと行動をすべてチームの勝利のために行うことのできる選手だけが、今日のサッカーで高い評価を受けることができる。

得点はチーム全員のもの

得点を決めた試合後に感想を聞かれ、「誰々のおかげです」などと言う選手がたくさんいる。何を勘違いしているのかと思う。

得点は、チーム全員の献身の結果にほかならない。得点者というのは、単にその仕上げをした者にすぎない。「誰かのおかげ」と言いながら、自分自身が何か偉いことをしたように思い込んでいるのではないか。そうではない。得点はチーム全員のものなのだ。

メディアにも責任

そういうことがきちんと理解されていれば、日本代表がグアテマラ戦のような試合をすることなどありえない。グアテマラ戦のような試合が生まれたことは、日本中の指導者に責任がある。

メディアにも責任がある。スター偏重の報道。誰かヒーローを仕立て上げなければ番組や紙面がつくれない体質。スポーツを「あるべき方向」に導くべきメディアが、「あるべからざる方向」へと迷い込ませているのだ。

グアテマラ戦の日本代表を「愚かで、そして哀れ」と書いたのは、そういう意味だ。

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