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W杯前、岡田監督からもらったメール 記者報告会から
日本サッカーがよみがえった理由

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2010/9/3 7:00
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W杯南ア大会の報告会。取材班がエピソードを交えて語り合った(8月25日、日経東京本社2階 SPACE NIO=東京・大手町)

W杯南ア大会の報告会。取材班がエピソードを交えて語り合った(8月25日、日経東京本社2階 SPACE NIO=東京・大手町)

海外開催のワールドカップ(W杯)として日本が初めて16強入りしたサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会。日本はどうやって大会前の不調からよみがえったのか、華麗なパスサッカーで戴冠したスペインが世界のサッカーに何をもたらすのか。第一線で取材に当たった記者やカメラマンが、エピソードを交えながら語り合った「総集編」をお届けします。(この記者報告会は日本経済新聞がビジネスパーソンに向けて立ち上げた新しい講座「日経まナビ!大手町」のオープニングイベントとして8月25日に開催されたものです。読みやすさなどを考慮し、一部を再構成しています)

司会 まず阿刀田君から、大会全体を振り返ってもらいます。

阿刀田 日本はカメルーン、オランダ、デンマークと1次リーグを戦い、2勝1敗で決勝トーナメントに進出しました。パラグアイと対戦した決勝トーナメント1回戦はPK戦の末、惜しくも初のベスト8入りはなりませんでした。それでも高地対策が奏功し、海外開催の大会で見事な成績を残し、本田、松井、川島、阿部、駒野ら新戦力が台頭しました。前回優勝のイタリア、準優勝のフランスがグループリーグで姿を消したのも印象深く、決勝ではスペインがオランダを下して初優勝を遂げました。

パネリスト
武智幸徳
(たけち ゆきのり)
運動部編集委員。サッカー取材26年。日本代表は森孝慈監督のころからカバー。W杯取材は1990年大会から。49歳。
吉田誠一
(よしだ せいいち)
運動部編集委員。サッカー取材25年。日本代表は加茂周監督時代から担当。W杯は98年大会から取材。48歳。
阿刀田寛
(あとうだ ひろし)
サッカー取材11年。W杯は02年大会から取材。06年W杯終了後のオシム監督時代から日本代表の担当。39歳。
西堀卓司
(にしほり たかし)
社会部記者として、北京五輪(2008年)も取材。高校までサッカー部に所属し、左SB。32歳。
今井拓也
(いまい たくや)
写真部記者。サッカー取材10年。日本代表はトルシエ監督時代からカバー。高校までサッカー部に所属し、主にCB。32歳。
司 会
篠山正幸
(しのやま まさゆき)
運動部長

司会 サッカーの話に入る前に、南アには危険な国というイメージもあったが、帰ってきた記者たちはみんないい人たちばかりだったという。これはどういうこと?

今井 僕はカメラをタクシーに置き忘れたんです。しかも、それがヨハネスブルクの一番危ないところで非常に焦りましたが、競技会場のボランティアの人が根気よくタクシー会社に話をつけてくれて、戻ってきたんです。本当に助かりました。

吉田 南アの人は困っている人のために何とかしたいという人ばかりなんです。移動は主に報道用バスでしたが、運行ルートに入っていないところでも連れていってくれました。バスを待っているんだというと、ちゃんと乗るまで見届けてくれました。

西堀 日本の合宿地のジョージからヨハネスブルクに初めて入った日、カメラマンと2人でいたら、いきなり事件に遭遇したんです。パトカーが追い越していって、ある車を銃を構えた警官が止めました。まさに検挙の現場で、これは危ないなと思いました。でも、そんな風だったのは結局そのときだけでしたね。黒人居住区も取材しましたが、犯罪がどうこうというより、本当に貧しくて、大会の華やかさとは無縁のところがあるんだなという印象でした。

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