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「ヒコーキ」は、世の中をよくできるか。

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートさせました。今回のシリーズのテーマは「革新力」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。企業のモノ作りは、サービスは、金融は世の中をよくできるのか。革新的なアイデアをお寄せください。

30年後の世界で役に立つヒコーキを教えてください
読者の提案 片野坂真哉・ANAホールディングス社長編

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2016/9/26 3:30
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■快適性を向上させたヒコーキ

仙田 裕紀(東北大学大学院工学研究科修士1年、23歳)

30年後には「快適性」を向上させたヒコーキが活用されるだろう。まず機体には新素材「セルロースナノファイバー」から成る透明強化プラスチックが用いられる。透明な機体なので機内空間を広く感じることができる.この強化プラスチックには多機能センサーが内蔵されており、乗客は機体に触れることでデジタルコンテンツを楽しむことができる。機内に設置されたシートは人工知能(AI)により乗客の好みに応じて変形する。空席は折畳まれ、貨物室に収納される。シートはAIにより機内空間を快適に活用できるように配置される。機体には水素エンジンが搭載され、エンジンから排出される水を回収することで機内にシャワールームを設けることができる。翼は飛行状態に応じて、騒音や空力面において最適な形状に変形する「モーフィング翼」となる。空港では機内清掃の間にロボットが手荷物を棚に収納することで搭乗時間を短縮する。

■「エコーキ」

松田 寛司(海陽学園海陽中等教育学校高校1年、16歳)

30年後、地球規模の人口増加により、化石燃料は希少価値が高まっていると考えられる。一方、移動のグローバル化は変わらず、飛行機の需要は増しているに違いない。そこで求められるのはエコな飛行機、その名も「エコーキ」だ。「エコーキ」には微生物由来のバイオ燃料を用いる。今は発展途上の技術であるが、年月を経て大量生産が可能になると考えられる。今まで使用していた化石燃料は加工用に残すことが可能となる。

「エコーキ」の羽や機体上部には太陽光パネルを設置する。耐久性の向上や軽量化により、30年後には飛行機への搭載は可能になるのではないか。飛行機は雲の上を飛ぶので、天候の影響を受けるという太陽光パネルの弱みは強みとなる。「エコーキ」の実用化により化石燃料の枯渇を食い止められ、後の世代にとって大きな成果になり得る。

次回の未来面

次回、10月3日付未来面では第一三共社長の中山譲治さんが課題を提示します。アイデアを広くお待ちしております。

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