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「ヒコーキ」は、世の中をよくできるか。

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートさせました。今回のシリーズのテーマは「革新力」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。企業のモノ作りは、サービスは、金融は世の中をよくできるのか。革新的なアイデアをお寄せください。

30年後の世界で役に立つヒコーキを教えてください
読者の提案 片野坂真哉・ANAホールディングス社長編

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2016/9/26 3:30
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■ヒコーキの公共インフラ化

森田 純一郎(会社員、38歳)

ヒコーキの燃費性能や静寂性は高まったが、環境への負荷をゼロにすることは困難だ。利用者だけではなく社会全体の目線でヒコーキの活用を考えることも必要だと考え、ヒコーキの公共インフラ化を提案したい。例えば、ヒコーキにカメラを取り付け、リアルタイムの画像情報を共有することで、大規模災害発生時の被害状況確認に役立てる。カメラを観測機器に置き換えれば、気候変動観測などの観測に活用できるかもしれない。また、カメラと航法装置を活用することで、飛行ルート上の詳細な気象情報を入手・共有し、より精緻な気象予報に役立てることはできないだろうか。局地的な乱気流情報をヒコーキ間で共有して危険な空域を避けたり、風向き情報をヒコーキ間で共有し追い風を利用することで飛行時間短縮・消費燃料を減らすなど、利用者にとっても大きなメリットが見込まれる。

■空飛ぶホテル

池田 光子(主婦、48歳)

現在の飛行機は近距離は問題ないが、何時間もかかる外国へ行くのはとても窮屈だ。将来は、1人用、2人用、3人用…と仕切られた簡単なブースのようになると随分と安らぐ。幼い子供達もリラックスでき、泣き叫ぶことも少なくなるのではないか。もちろんトイレは車椅子でも利用できるサイズになっているだろう。燃料は、原油由来ではなく藻等からできたもので、太陽光発電やスピードを利用した風力発電を活用しているかもしれない。ますます炭素繊維等を利用し、一つ一つのスーツケースも軽く、機体も更に軽量化され、燃費も向上する。予約はもちろんインターネットで、いつどこへ行くかを入力すれば、どの航空会社のどの便があって、料金はいくらで利用スペースはここという具合に、自分で納得できるプランを立てられる。家族割引などもあるといい。未来のヒコーキ、楽しみにしている。

■世界の天候不順を救う

有田 裕一(会社員、53歳)

30年後のヒコーキは水素ガスで飛んでいる。地上でも吸気補充できるが、飛行中の雲から水素のみを抽出して吸気補充することも可能だ。飛行中に異常気象を示す大型の雲を見つけると、雲を分解し水素エネルギーとして取り込むと同時に雲を小さくして、大型水害や台風から地球を守るのだ。当然ながらその逆も可能だ。水不足に苦しむ地域上空では、貯めた水素ガスを放出して適度な雲を生成し、雨を降らせることもできる。ヒコーキは情報端末として世界の天候情報を情報ステーションに送るとともに自ら雲の大きさを調整することで地球規模の降雨量最適化に役立っているだろう。

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