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「IoT」は、世の中をよくできるか。

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートさせました。今回のシリーズのテーマは「革新力」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。企業のモノ作りは、サービスは、金融は世の中をよくできるのか。革新的なアイデアをお寄せください。

IoTで10年後の街はどう変わると思いますか? 読者の提案 東原敏昭・日立製作所社長兼CEO編

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2016/7/25 3:30
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■IoTで簡単にダイエット

笠井 真由(明治学院大学文学部2年、19歳)

私は最近ダイエットをしている。食事制限や運動、筋トレなどで何とか少しずつだが体重を減らすことに成功した。しかし、IoTの力で10年後にはもっと簡単にダイエットをできるようになってほしい。私は食事を入力するとカロリーを記録してくれるアプリで日々管理している。ただ、一般的な食べ物やファストフード、コンビニエンスストアなどの食事でなければ正確なカロリーがわからない。家で出される料理は一つ一つ、カロリーが細かく違うだろう。創作料理に至っては何となくしか分からない。こうした問題をIoTによって、写真を撮るだけで、あるいはセンサーで食べ物を感知し、料理のカロリーを正確に記録できれば、もっと効率良くダイエットをできる。また「褒められて伸びる人」のために、体重や体脂肪も管理し、痩せたら音声で褒めるようにすればダイエットを手軽に楽しく進められるだろう。

■病院での待ち時間改善を

藤田 聰(会社経営、53歳)

IoTで解決してほしい課題は「病院での待ち時間の改善」である。先日、83歳になる母と電話で話をしたら、定期健康診断を受けるためかかりつけのクリニックに行ったところ、すべて終わるまで4時間以上もかかったという。この暑いなか、80代の高齢者にはあまりにも酷である。何とかメスを入れてほしい社会的課題だ。各科ごとの病名と診察回数、診察時間、レントゲン室のような共有施設の利用、移動手段である交通網、医療機関の評判などといったビッグデータが共有化され解析されるならば、一番待ち時間が短くて患者に評判の良い病院を抽出し、薦めてくれるようになるだろう。高齢者にとって病院に行くことがワクワクする、と感じられる社会を実現できるならば、老人大国である日本にとって素晴らしいことだ。高齢者大国の予備軍になる他の国々にもシステムを転用できる。地球規模の視点で大いに貢献する技術だと考えている。

■自動減速で停止回数を減らすシステム

下山 義郎 (会社員、57歳)

長年、自動車の研究開発に携わってきたため、自動車の新たな機能を予想したい。ガソリン車も電動車も搭載されたエネルギーを有効に使うことが重要だ。車は停止状態から発進する時に多くのエネルギーを消費する。エネルギーを効率的に使うには停止回数を減らすことが有効になる。例えば車載カメラが赤信号を認識すると、停止をせずに交差点を通過できるよう、自動で減速する。自動でない場合はドライバーに減速したほうがいい、というメッセージを音や照明で伝え、できるだけ停止の回数を減らす運転を促す。市街地の見通しの良い道路なら、周囲の車に迷惑をかけることなく減速できるだろう。もちろん、道路状況に応じてこのシステムのオン・オフは任意で変えられる。カーブを曲がった先の信号が見えない場所ならば、信号の状態をカーブ手前で認識できる送受信システムを設置すれば円滑になるだろう。車の停止回数が減れば、渋滞の緩和にも役立つと考えている。

次回の未来面

次回、8月1日付未来面ではナガセ社長の永瀬昭幸さんが課題を提示します。アイデアを広くお待ちしております。

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