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「IoT」は、世の中をよくできるか。

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートさせました。今回のシリーズのテーマは「革新力」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。企業のモノ作りは、サービスは、金融は世の中をよくできるのか。革新的なアイデアをお寄せください。

IoTで10年後の街はどう変わると思いますか? 読者の提案 東原敏昭・日立製作所社長兼CEO編

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2016/7/25 3:30
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その他

■通勤のストレスがない電車

深瀬 広一(会社員、44歳)

自宅で勤務できるテレワークなどが社会に浸透することで、会社に通勤するというスタイルが柔軟に選択できる社会になるだろう。インターネット電話を使えば自宅などの遠隔地から会社の会議に参加できる。既にグローバル企業では導入が始まっている自宅やカフェで仕事をするワークスタイルが普及することにより、会社に通勤する意味は薄れてきている。さらに電車にIoTを導入し、車内に搭載した人工知能(AI)が瞬時に混雑程度を把握して乗車を調整するなどの新しい仕組みが導入されることで、今の満員電車や通勤によるストレスがゼロになると期待している。10年後には今の通勤ラッシュが懐かしい記憶として語られる未来になると期待している。

■一家にロボットが1台

長尾 達也(会社員、53歳)

10年後、今の自動車のように一家に1台、ロボットがあり、介護や家事の手助けをしてくれる。ロボットがいれば介護のために会社を辞める「介護離職」をしなくて済むようになり、女性の社会進出もしやすくなる。離れて住んでいる親のことも安心していられる。空いている時間があればロボット同士で連絡を取り、助け合って仕事をしてもらってもよいだろう。例えば複数のロボットが子供の通学路で見守りをしてくれたら助かるし、力仕事は2台のロボットが協力するとよい。こういう集団作業の管理は人工知能(AI)の得意分野なのではないか。できれば10年後には軽自動車くらいの価格で家庭用ロボットを買えたらいいのだけれど。

■インターネットは空気になる

森瀬 旭(会社員、56歳)

安全な食材を食べたいときに、希望の価格で手に入れることができる。なぜなら自分たちの意思や好み、ニーズがネットワークに自然に反映されているから。いつ、どこで、誰が、どうやって育てた野菜か知ろうと思えば知ることができる時代が来る。病院では不愉快な思いをせずに診療を受けることができるようになる。自分だけではなく家族の病歴や遺伝子の特性から、一番身体に合う薬が処方され、治療が受けられるようになる。これらのもとになるのは、全てインターネットに吸い上げられた個人情報の蓄積だ。ネット社会で呼吸するように無意識に生きているうちに蓄積され、学習されて育った「自分」なのだ。ネットの膨大な情報の中に生まれて育っていくバーチャルな人格こそが、10年後の社会を変える鍵だ。

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