2017年12月14日(木)

未来面「革新力 」

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「交流」は、世の中をよくできるか。

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートさせました。今回のシリーズのテーマは「革新力」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。企業のモノ作りは、サービスは、金融は世の中をよくできるのか。革新的なアイデアをお寄せください。

訪日客にふるさとの何を薦めたいですか?
読者の提案 高橋広行・JTB社長編

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2016/5/30 3:30
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 高橋広行さんの提示した「訪日客にふるさとの何を薦めたいですか?」という課題に対し多数のご投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部をご紹介します。

■祖母の銭湯で感じるぬくもり

坂田 拓朗(中央大学商学部3年、20歳)

 私の生まれた東京都江戸川区には祖母の銭湯がある。周りの同業者が次々と店をたたみ、祖父が他界してからも何とか今まで続けてきた。私は家族と帰省すると、まず祖母のいる番台へ顔を出す。祖母はいつも笑顔だ。そんな番台を通り抜け、私は風呂に入る。湯船につかっていると、隣の老人が笑顔で私に話しかけてくる。別に大した会話ではない。しかし、そのたわいもない会話は日常生活で忘れている大事なものを私に思い出させてくれる。「ここで感じるぬくもりは湯のあたたかさだけではない。人との交流だ」。大学に入り、私にも外国人の友達ができた。もし私が日本で彼らを、そして日本を訪れる世界の人々を案内するなら、一緒に買い物には出かけない。行くのは江戸川区にある小さな風呂屋である。

■鳥肌が立つ神輿(みこし)の体験

早川 燈(法政大学経済学部2年、19歳)

 私のふるさと、神奈川県小田原市の神輿(みこし)をお薦めしたい。先日「小田原北條五代祭り」という小田原市でも最大の観光イベントがあった。祭りでは武者隊やマーチング隊などが町の中を歩き、各町内の神輿が出る。この時、私は人生で初めて神輿を担ぐことになった。そこでは男女を問わず一緒に神輿を担ぎ、掛け声をかけ、全力疾走するという体験をした。外で見ている観客からは「感動した」と言葉をかけてもらい、大きな拍手もいただいた。自分自身、他の神輿の迫力のある走りや、掛け声に鳥肌が立った。神輿を担いだことがない私がこんなに感銘を受けたので、恐らく神輿自体を知らない、あるいは見たことがない海外からの訪日客も感動するだろう。そして、神輿というものに興味を持ってくれるのではないかと感じている。

■徳島の医療と海の幸

徳永 淑子(主婦、46歳)

 徳島県は新鮮な海産物や豊富な野菜、自然の体験など、日本を訪れた外国人観光客が楽しめる素材にあふれている。阿波踊りで有名な私のふるさとの徳島県で忘れてはならないのは人口に対する病院の多さだ。中国をはじめとした多くのアジアからの観光客の関心は買い物を楽しむ旅から、体験を楽しむ旅に変わってきているという。受け入れる側として大切なポイントは、いかに観光のオフシーズンでも訪れてもらえる強みを持つかだろう。訪日客は日本で高いレベルの医療や健康診断を受けることにかなり関心があるのではないか。冬でも温暖な気候の徳島で、人間ドックを体験しつつ、ゆったりと海の幸や自然を楽しんでもらって日本の良さを実感できる旅を提案したい。

【以上が紙面掲載のアイデア】

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