三井住友FGと三井住友銀行、HashPortグループとSoulbound Token領域における業務提携について発表
発表日:2022年12月08日
Soulbound Token領域におけるHashPortグループとの業務提携検討について
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループ CEO:太田 純、以下、グループを総称して「SMBC グループ」)、および連結子会社である株式会社三井住友銀行(頭取 CEO:高島 誠)は、株式会社 HashPort(代表取締役 CEO:吉田 世博、以下、グループを総称して「HashPort グループ」)、および連結子会社である株式会社 HashPalette(代表取締役 CEO:吉田 世博)ならびに株式会社HashBank(代表取締役 CEO:辻 和幸)との間で、Soulbound Token(ソウルバウンドトークン、以下、SBT)領域における業務提携に関する基本合意書を締結いたしました。
1.基本合意書の概要
●SMBCグループとHashPortグループは、2022年7月の基本合意書締結以降、安心・安全なWeb3経済圏の発展に向けた共同事業の立ち上げについて検討を進めてまいりました。
●上記検討の結果を踏まえ、この度SBTの実用化を中心とする新規共同事業の立ち上げに向け、具体的検討を開始する旨の基本合意書を締結いたしました。
●本基本合意書に基づく実証実験の第1フェーズとして、2023年3月末にかけてHashPortグループからの技術支援を受けながら、SMBCグループによる試験的なSBT発行を行います。
●上記実験の結果を踏まえた第2フェーズとして、行動・経歴証明としてのSBT活用シーンを想定した実証実験を実施いたします。本フェーズでは、トークンを活用したファンコミュニティの形成やマーケティングの実施をご検討されている企業にもご協力いただきながら、SBTの活用事例の具体化に向けた実験を行うことも検討いたします。
●この他、NFTと関連付けたコンテンツビジネスの展開や、Web3経済圏のインフラ整備等の検討を両社で進め、トークンビジネスの普及を国内外で後押ししてまいります。
2.業務提携に関する基本合意書締結の背景
●SBTとは、譲渡不可能なNFTであり、その特性を活かし、SBTのウォレットを保有する個人の経歴や行動履歴を表すトークンとして発行されます。様々なSBTが保管されることになるウォレットは、そのウォレットの持ち主の姿を示すものとなることから"ソウル"と呼ばれます。
●副業の一般化、個人の技術・知見シェアサービスの普及、分散型自律組織"DAO(※1)"の登場等、昨今の社会情勢の変化を背景に、個人が社会において多様な役割・個性を持つことが一般的になって参りました。こうした新しい社会においては、参加するコミュニティ毎にどの個性を見せるのか、各自でコントロールすることが可能となることが期待されます。SBTは複数の"ソウル"の使い分けを通じて、そうした新たな社会のニーズに応えるものです。
●SMBCグループがHashPortグループと提携して、今後実用化が期待されるSBT領域の研究を行うことは、わが国におけるWeb3経済圏の普及を後押しするためにも意義がある取組みと考えております。
*以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/645644/01_202212081126.pdf