三菱電機・竹中工務店・アクティオ、ドップラーライダーを用いた風況データソリューションの有効性を確認
発表日:2022年05月18日

建設業界初となるドップラーライダーを用いた風況データソリューションの有効性を確認
風況データを用いて建設業界のDXを加速し安全性、生産性向上に貢献
*参考画像は添付の関連資料を参照
三菱電機株式会社(以下、三菱電機)、株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店)、株式会社アクティオ(以下、アクティオ)の3社は、ドップラーライダー(※1)で取得する風速や風向などの3次元の風況データを用いた建設業界向けソリューションの開発を目指し、2022年3月に共同で実証実験を行い、建設現場の課題解決に向けた有効性を確認しました。
建設現場は、地形や気象変化等によりさまざまな風の影響を受けます。特に地上から高い位置での作業を行うタワークレーンなどの大型建設機械では、強風や突風により機械作業の中断を余儀なくされたり、工事用エレベーターでは、給電ケーブルが強風で絡まって断線することで、工事の中断や事故につながるリスクがあります。そのため、建設現場の安全性と生産性のさらなる向上には、現場上空の風の状況を精細に把握することが大きな課題でした。
3社で開発を進めるこのソリューションは、建設現場特有の風況を精細に把握し、ソフトウエアサービスを通じて、顕在的・潜在的リスクを直感的に分かりやすく作業現場に伝達することが可能になります。タワークレーンや工事用エレベーター等の安全性と生産性をさらに向上させるとともに、建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速、現場作業員の安全のさらなる向上を目指します。
※1 レーザー光を空間に発射し、大気中に浮遊している塵やエアロゾルの動きを捉えた散乱光を受信することで、遠方の風況(風速・風向)を計測する装置
*以下は添付リリースを参照
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参考画像
https://release.nikkei.co.jp/attach/632491/01_202205181144.png
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/632491/02_202205181144.pdf