Cloudflare、Area 1 Security社買収を完了次第 堅牢なメールセキュリティツールを利用可能にと発表
発表日:2022年03月15日
Cloudflare、フィッシングやマルウェア攻撃防止のためメールセキュリティの民主化と簡素化を実現
新ツールでは、ワンクリックでメール脅威に対する検出・保護が可能に
セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は、本日、Area 1 Security社の買収が完了次第、Cloudflareのすべての顧客が、エンタープライズクラスのメールセキュリティツールを利用できるようにすることを発表しました。メールは、規模の大小を問わず、すべての企業を悩ませる最大のセキュリティ脅威のひとつです。しかし、従来のメールセキュリティソリューションは高価で複雑すぎ、企業にとっては実装そのものが困難なことも珍しくありません。Cloudflareは、Area 1 Security社の買収によって、すべての企業アプリケーションを保護する統合型ゼロトラストアプローチの一環として、堅牢なフィッシング・マルウェア検出のメリットを得られる方法を顧客に提供します。
Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「メールはインターネット上における最大のサイバー攻撃経路です。私たちは、たとえ、Fortune 100社に数えられるような企業でなくても、すべての企業はメールの脅威から保護されるべきだと考えています。当社は先日、Area 1 Security社の買収に合意し、メールセキュリティ分野への大規模投資を行いました。Cloudflareは、メールセキュリティを民主化するという精神に則り、あらゆる規模の企業にいくつかの重要な機能を提供する計画を立てています。これは、ゼロトラストセキュリティの未来像であり、あらゆるビジネスアプリケーションの安全をワンクリックで確保できる統合型のアプローチです」と述べています。
従来のメールセキュリティ製品は、高価で複雑なことが多い上、大規模なITチームを持たない多くの企業では手の出せないような物理的もしくは仮想的なインフラを必要としがちです。また、概して大手メールプロバイダーが提供する保護機能は、厄介なスパムを阻止するには十分ですが、高度なフィッシング攻撃には歯が立ちません。メールは、今後も一層複雑化するサイバー攻撃の格好の侵入経路であるため、あらゆる規模の企業は、総合的なセキュリティ対策の中にメールセキュリティを組み込むべきです。Area 1 Security社の最新のメール保護機能は、使いやすく、効果が高く、ワンクリックで実装可能なメールセキュリティソリューションをCloudflareの顧客に提供します。また、このメールセキュリティソリューションは、Cloudflareのゼロトラストソリューションスイートに統合されるため、Cloudflareのメールセキュリティツールが、データを活用して、ブラウザ分離によって不審なURLを自動ルーティングしたり、最近立ち上げたCloudflareのセキュリティセンター(https://developers.cloudflare.com/security-center/)上でフィッシングに関するインサイトを表示するなど、さらなるセキュリティアクションを開始できるよう設計されています。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/628480/01_202203161125.pdf
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