人の胎児細胞から「卵子のもと」 京都大、不妊治療に道
[有料会員限定]
京都大学の斎藤通紀教授らは1日、人の胎児の卵巣の細胞を体外で培養し、卵子のもとになる「原始卵胞」を作製したと発表した。これまでは様々な組織に育つiPS細胞を使い、より未熟な生殖細胞までしか作れなかった。人の卵子ができる仕組みが詳しく分かることで、不妊症の原因解明や治療法の開発につながる。
人の卵子ができるまでの過程は大きく3段階あるという。まず発生初期の胚にある「始原生殖細胞」や初期の胎児の卵巣...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り449文字