大阪府・堺市、G7貿易相会合に向け「推進協力協議会」

大阪府と堺市は30日、2023年に府内で開催される主要7カ国(G7)貿易相会合に向けた準備組織「大阪・堺推進協力協議会」を立ち上げた。G7の開催の準備を円滑に進め、堺市が持つ歴史文化や25年国際博覧会(大阪・関西万博)をアピールする狙いだ。今後、経済界を交えた初会合を開く。
海外要人の歓迎イベントは堺市内で開く予定で、世界文化遺産の大山古墳(仁徳天皇陵古墳)前での記念撮影や、大仙公園日本庭園などでの夕食会を想定する。協議会設立後の記者会見で、堺市の永藤英機市長は「わびさびの心を伝え、茶の湯と関わりが深い堺だからこその歓迎をしたい」と意気込みを語った。
大臣らの会議は大阪市内で開かれる予定だが、大阪府の吉村洋文知事は「堺市での開催ができないか協議会で検討したい」と述べた。