コクヨ、24年12月期に営業益4割増 新中計
コクヨは29日、2024年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。新型コロナウイルス禍で企業の働き方が変化するなか、オフィスのリニューアル需要を取り込む。文具では電子商取引(EC)を強化する。24年12月期の連結営業利益を21年12月期見込み比4割増の275億円にする計画だ。スタートアップなどとの協業で新事業の創出も目指す。
22年12月期から収益認識に関する会計基準を採用する予定で、同基準で比較した。24年12月期の売上高は2割増の3600億円を計画する。資本を使っていかに効率的に利益を出したかを示す自己資本利益率(ROE)は20年12月期の2倍の8%に高める。
成長投資では、オフィス家具事業を中心とする「ワークスタイル事業」に200億円、文具事業を中心とする「ライフスタイル事業」に100億円を充てる。スタートアップや他社との協業で3年間で15の新しい事業をつくることを目指す。