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グローリー、米貨幣処理機大手を210億円で買収

貨幣処理機大手のグローリーは29日、米国の同業大手のレボリューション・リテール・システムズを約210億円で買収すると発表した。両社は北米で小売店やホテル向けの貨幣処理機をそれぞれ手掛けており、買収により相互の販売・保守網を活用して事業拡大につなげる。

グローリーの米子会社が買収用の子会社を設立し、レボリューションを存続会社とする形で買収用子会社と合併させる逆三角合併方式で買収する。レボリューションはグローリーの米子会社の完全子会社となる。29日付で契約を締結した。米当局の認可などを経て2022年初めにも買収完了を目指す。

レボリューションは店頭のレジに集まった現金をバックオフィスでいったん集約し、翌日の営業に必要なお金だけを出金して残りの現金を金融機関に搬送するまで安全に保管する入出金機(リサイクラー)を得意とする。米国とカナダで9000台以上の納入実績があり、リサイクラーでは北米最大手とされる。20年9月期の売上高は1億500万㌦(約120億円)。

グローリーも北米のリサイクラー大手だが、最大手のレボリューションが手掛けていない硬貨対応のリサイクラーや、店頭のレジの釣り銭機なども幅広く手掛けている。両社はこれまでも販売面で協力関係があり、買収による事業拡大や業務効率化の効果が大きいと判断した。

北米のバックオフィスの貨幣処理機の市場ではレジに集まった現金を集約・一時保管するだけのシンプルな入金機が主流という。ただ金融機関に搬送する警備会社が毎日お金を回収に来たり、店舗で翌日の営業に必要な現金を改めて取り寄せたりするなど手間がかかる。キャッシュレス化で現金の管理にかかる経費抑制が求められるなか、グローリーはリサイクラーの需要が今後拡大すると期待している。

グローリーの22年3月期の連結売上高は2250億円を見込み、このうち北米・南米市場が約2割の420億円を占める。レボリューションの買収で主力の北米事業の底上げにつなげる。買収による22年3月期の業績への影響は軽微としている。

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