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日本製包丁、輸出好調 和食人気や巣ごもり需要で

海外で高品質な日本製包丁の人気が高まっている。世界的な和食ブームや新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の広がりが追い風となり、2021年の台所用刃物の輸出額は過去最高となった。中でも鎌倉時代の刀鍛冶の流れをくみ発展した岐阜県関市の刃物が注目を集めている。

名古屋税関によると、21年の全国の台所用刃物輸出額は前年比28.6%増の約118億4200万円で、2000年の4倍以上になった。中でも長野、岐阜、静岡、愛知、三重各県を管轄する名古屋税関管内分がほぼ半分の約61億円で、その大半を生産量日本一を誇る関市の刃物が占める。

北米や西欧向けに切れ味や耐久性が優れた高価な包丁の輸出が増加。13年に「和食」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたのに加え、新型コロナ禍で自宅での時間が増えたのも後押ししたとみられ、同税関の担当者は「道具へのこだわりが強い人を中心に、高品質な包丁の需要が伸びた」と分析する。

関市の「協同組合岐阜関刃物会館」によると、海外から包丁を求め、同市にある刃物会館を訪れる人は少しずつ戻ってきた。日本刀をほうふつとさせる文様がある商品が人気だという。

専務理事は「長続きする切れ味が認められ、1万~2万円前後の高価格帯のものが売れるようになった」と説明する。

今後、プラスチックや輸入木材製が多い柄の部分について「持続可能な開発目標(SDGs)の観点から代替素材の開発に挑戦するなど、先を見越した商品開発を続けていきたい」と話した。〔共同〕

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