「アップデート」が大阪ダブル選政策、IR「住民が決定」

大阪の経済人らが設立した政治団体「アップデートおおさか」は1日、政治資金パーティーを開き、4月9日投開票の大阪府知事選・大阪市長選で掲げる政策を発表した。同団体が出馬を要請し、知事選に立候補する法学者で大阪芸術大学客員准教授、谷口真由美氏と市長選に立候補する大阪市議の北野妙子氏が同席し「インバウンド(訪日外国人)頼みでない持続可能な成長を」と訴えた。
政策にはカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業の是非を「住民の総意で決定」すると明記。賛否を問う住民投票の実施が念頭にある。ほかに府・市職員の女性管理職の増加、高校までの教育完全無償化なども盛り込んだ。
同知事選を巡っては、地域政党・大阪維新の会に所属する現職の吉村洋文知事、元共産党参院議員の辰巳孝太郎氏、歯科医師の吉野敏明氏が立候補を表明。同市長選には維新所属の大阪府議、横山英幸氏のほか、理学療法士の山崎敏彦氏、飲食店経営の荒巻靖彦氏が出馬を表明している。