村田製作所、今期過去最高益へ 5G需要など堅調

村田製作所は28日、2022年3月期の連結営業利益(米国基準)が前期比2%増の3200億円で過去最高益となる見通しと発表した。純利益は1%増の2400億円。スマートフォンや自動車向け部品で一時的な在庫調整が予想されるものの、中長期的に拡大する需要を取り込む。売上高も過去最高の1兆6600億円(前期比2%増)を見込む。
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同日発表した21年3月期の営業利益は前の期比24%増の3132億円、売上高は1兆6301億円でいずれも過去最高となった。純利益は30%増の2370億円だった。5G対応スマホの需要増や新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」などで、主力の積層セラミックコンデンサー(MLCC)や高周波モジュールなど幅広い電子部品が好調だった。
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