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リニア工事事故、業務上過失致死傷疑いも 岐阜県警調べ

(更新)

作業員2人が死傷した岐阜県中津川市のリニア中央新幹線瀬戸トンネル事故で、非常口トンネルを地上から斜め下に約70メートル掘り進めた先端の地点で崩落が発生したことが28日、JR東海への取材で分かった。県警は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、工事関係者に話を聞くなどして当時の状況を調べている。

事故があったのは、本線トンネルへの資材搬入などに使う斜坑部分で、同社は掘削の際に表層の土砂などが崩れる「肌落ち」が起きたと国土交通省に報告。事故原因の調査を続けるとし、トンネル工事は再開のめどが立っていない。

県警は二次災害の恐れがあるため午前中はトンネル内に入らず、午後に実況見分を行う予定。工事を請け負った共同企業体(JV)の一社「TSUCHIYA」(同県大垣市)は現場に施工管理担当の職員を派遣。JR東海などと共に調査に当たる。

県警によると、崩落は27日午後7時20分ごろ発生。作業員のうち福井県美浜町の小板孝幸さん(44)が死亡し、愛知県長久手市の男性(52)が左足や腰の骨を折る重傷を負った。

JR東海によると、非常口トンネルは全長約600メートルとなる計画で、崩落は地上から約70メートル掘り進めた地点で起きた。火薬を使った発破作業の後、作業員が内部を点検していた際、事故に巻き込まれたとみられる。当時、坑内には5人の作業員がいた。

瀬戸トンネルは2019年に着工。今年6月から非常口トンネルの掘削を始めていた。〔共同〕

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