グンゼ、電子部品事業の一部をダイセルに売却
グンゼは27日、電子部品事業の一部を10月にダイセルに売却すると発表した。グンゼが売却するのはタッチパネルなどに使う電子部品用のフィルム部門。生産を担う京都府亀岡市の工場もダイセルに譲渡する。売却額を公表していないが、10億円以上とみられる。工場で働く社員はグンゼに残るか、ダイセルに転籍する見込みだという。
グンゼはこの売却に伴い約3億円の特別損失を計上することも発表した。
一方、ダイセルは機能性フィルム事業を成長事業と位置づけており、今回の取得で「新たな技術やノウハウを獲得し、開発・供給体制を強化する」としている。