近鉄百貨店、純利益20億円に上方修正 入国制限緩和で

近鉄百貨店は27日、2023年2月期の連結最終損益が20億円の黒字(前期は7億7500万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は13億円の黒字。政府による段階的な水際対策の緩和で免税売り上げが高額品を中心に好調に推移する。外商部門の販売も想定を上回る。光熱費の増加を補う。
売上高は前期比9%増の1068億円と従来予想から10億円引き下げた。ウクライナ侵攻で海外産の海産物価格が上昇しており、スーパーや外食向けの卸売事業の販売が減る見込みだ。