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パナソニック系、軽量VRグラス発売 メタバース開拓

パナソニック子会社のシフトール(東京・中央)は4日(現地時間3日)、インターネット上の巨大な仮想空間「メタバース」向けのデジタル機器を今夏までに3製品発売すると発表した。軽量のVR(仮想現実)グラスや、状況に合わせて体感温度が変わる小型の冷熱装置などを開発した。市場拡大が見込まれるメタバース分野に製品を投入し、存在感を示したい考えだ。

世界最大のテクノロジー見本市「CES」で発表した。今春中に眼鏡型のVRヘッドセット「メガーヌエックス」を一般販売する。画面には有機ELパネルを小型化した「マイクロ有機EL」を採用し、5K相当の高精細な映像を映し出す。スピーカーやレンズ部分には、パナソニックの音響機器やカメラの技術を活用したという。

6軸センサーを搭載し、前後左右の動きにも対応する。重量は約250グラムで、「300グラムを切る同性能のVRヘッドセットは珍しい」(シフトール)としている。販売価格は未定だが、10万円未満になるという。

同型のVRグラスは2020年のCESからパナソニックが試作機を展示していた。21年10月に米フェイスブックが社名を「メタ」に変更するなどメタバースへの注目度が急速に高まっているとみて、早期の製品化を決めた。シフトールの岩佐琢磨最高経営責任者(CEO)は「低価格機の投入も検討し、幅広い市場を取っていきたい」と話す。

同社はその他にも2製品を投入する。今春中に発売する「ペブルフィール」(販売予定価格は2万円前後)は手のひらサイズの冷熱装置。同装置を付けた専用シャツを着ると、首元が熱くなったり冷たくなったりする。例えばVR空間内のたき火に近づくと熱く感じるなどの演出が可能になるという。

今夏に発売する「ミュートーク」(同)は、口に装着すると音漏れを少なくできるマイク。メタバース内で会話を楽しんだり、公共空間でテレビ会議をしたりする際などに自分の声が外に響くことを防げるという。

シフトールは同日、同社が21年5月から国内で予約販売を始めたVR向けセンサー「ハリトラックス」(2万7900円)を今春、米国でも発売すると発表した。同装置は体の下半身に装着して動きを読み取るセンサーで、VR上のアバターの動きと連動させられる。これまで読み取りが難しかった股下の動きまで捕捉できる点が愛好家に受け、生産が追いつかない人気となっていた。

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