日本ハムが3度目の下方修正 23年3月期純利益、材料高で
日本ハムは27日、2023年3月期の連結純利益が前期比65%減の170億円になる見通しだと発表した。従来予想から90億円下方修正し減益幅が拡大する。今期利益の下方修正は3度目となる。飼料価格の上昇などで輸入食肉の仕入れ費用が増え、主力の食肉事業の収益を押し下げる。
本業のもうけを示す事業利益は54%減の220億円の見通しで、140億円下方修正した。ハムやソーセージなどの加工食品事業でも、原材料価格の高騰などによるコスト増が続いており、利益を押し下げる。海外ではオーストラリアでの牛肉事業で収益が悪化する見通しだ。
売上高は8%増の1兆2700億円と、従来予想を据え置いた。
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