ふるさと納税、洲本市除外　年間54億円の財源失う

総務省はふるさと納税制度の対象から兵庫県洲本市を除外すると発表した。期間は5月1日から2年間。返礼品の基準に違反し、調達費が寄付額の30%を超える温泉利用券を贈っていたと認定した。除外は全国で3例目。洲本市への寄付額は2020年度は約54億円で、財政運営や地域の観光業に悪影響を及ぼす可能性がある。

20年度の予算額では、ふるさと納税制度による税収が洲本市の約15%を占めるなど市政への貢献度は大き...