/

オンキヨー、シャープと米社に家庭向けAV事業売却

オンキヨーはホームシアター向けなどのAV事業を手放す

オンキヨーホームエンターテイメントは26日、家庭向けAV事業をシャープと米音響機器大手のヴォックスに33億円で売却すると発表した。生産は主にシャープが担い、販売はヴォックスが中心となり事業を展開する。オンキヨーは車載向けシステムなどを事業の軸に存続をはかる考え。

オンキヨーは4月30日に両社と売却に向けた交渉を始めると発表していた。シャープとヴォックスは合弁で家庭向けAV事業の企画・開発会社を設立する。出資比率は非公表。オンキヨーは6月25日の定時株主総会で承認を得た上で、新会社に事業を売却する。関連する従業員らも新会社に移る予定だ。

マレーシアでAV機器の生産を手掛けるシャープとの合弁工場、S&Oエレクトロニクスについては、6月中にもシャープがオンキヨーの出資分40%を引き受ける。取得額は数億円とみられ、シャープの出資分は既存保有分も含めて80%となる。S&Oはシャープが自社製品を製造しているほか、アンプなどオンキヨーの家庭向けAV製品の主力工場となっている。シャープは自社製品の製造を続けるほか、家庭向けAV製品の製造も引き受ける。

ヴォックスはもともとオンキヨーブランドの販売を手掛けてきた。北米には家庭用の音響機器の市場が残っており、愛好家を中心に販売を増やす。企画や開発はヴォックスとシャープが共同で展開する。

オンキヨーは2019年5月、米同業のサウンド・ユナイテッドに家庭向けAV事業を売却すると発表したが、条件が折り合わずに交渉が破談になった経緯がある。その後、家庭向けAV事業を軸にした再建策を打ち出したが、海外ファンドなどからの資本確保に失敗。21年3月期は2期連続の債務超過に陥り、7月にも上場廃止となる見通しだ。

スピーカーなどの音響機器はスマートフォンで音楽を楽しむ生活スタイルの浸透により市場が大幅に縮小している。オンキヨーはOEM(相手先ブランドによる生産)で車載用サウンドシステムを生産するなど事業の選択と集中を進めて存続を目指す。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン