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ダイハツ、国内の認証不正で社内試験 国交省は立ち入り

ダイハツ工業は26日、国内向けハイブリッド車の認証申請で不正が見つかった問題で、対象車両の安全性を確認するための社内試験を実施したと発表した。乗員として乗せたダミー人形への衝撃などは、法律で定めた安全性の基準を満たしており、ドアが外れることもなかったという。国内向けハイブリッド車の不正を巡っては国土交通省が同日、24日からダイハツに立ち入り検査を実施し、経緯について確認を進めていることも明らかにした。

ダイハツの社内試験は24日、滋賀テクニカルセンター(滋賀県竜王町)で実施した。本来実施されるべきだった認証試験と同様に、電柱を模したポールに時速32キロメートルで車両の側面を衝突させた。不正のあった車両の安全性に対し、消費者が不安や懸念を持つ状況にあるため、社内試験をしたという。今後は国交省の立ち会いのもと同様の試験を実施し、その後に出荷や販売の再開を検討する。

ダイハツは19日、「ロッキーHEV」やトヨタ自動車向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「ライズHEV」の認証申請で、運転席側の試験結果を提出せずに助手席側のデータのみを提出していたことを発表。同日に対象車両の出荷や販売を停止した。ダイハツは4月下旬に、海外向け車両の認証でも不正を発表していた。

国内向けハイブリッド車の不正を巡って国交省は、同社に対して他の車種や別の試験項目で不正行為の有無を報告するよう求めており、「調査結果の内容などを踏まえて厳正に対応する」としている。

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