大阪・吉村知事、再選出馬を表明 23年春の府知事選
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大阪府の吉村洋文知事(大阪維新の会代表)は20日、2023年4月の任期満了に伴う府知事選に出馬する意向を表明した。大阪市内で開いた維新の会合で明らかにした。
吉村氏は会合の冒頭で、次世代への投資や成長戦略に重点的に取り組むと強調。25年国際博覧会(大阪・関西万博)の成功に向けた準備に力を注ぐと話した。所属議員らを前に「いよいよ選挙戦に入る。勝ち切って大阪をよくしていこう」と語った。
23年春の府知事選を巡っては、自民党や共産党なども候補者の擁立を検討している。これまでの府知事選では自民や共産が同じ候補者を支援し、維新候補に対抗するケースが多かった。選挙戦では府・市などが進めているIR(カジノを含む統合型リゾート)開業の是非や、子育て支援策などが争点になりそうだ。
吉村氏は大阪府河内長野市出身の47歳。大阪市議を経て14年の衆院選で初当選した。橋下徹市長(当時)の後任として15年12月に大阪市長に就任すると、19年4月には松井一郎知事(同)と市長・知事のダブル選に挑み、府知事にくら替えした。20年春以降は新型コロナウイルス対策で全国から注目を集めた。
吉村氏は大阪維新の会では代表、国政政党・日本維新の会では共同代表を務める。

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