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鉄道運賃改革、JR西日本が対応準備 ポイント還元で先行

国土交通省が議論を進める鉄道運賃改革を受け、JR西日本が対応に向けた準備を進めている。運賃改革では、時間帯によって価格を変えられる「ダイナミックプライシング」導入に注目が集まる。JR西は混雑緩和につながる一手として通勤ラッシュを避けた利用者にポイントで還元する取り組みを始めており、一部で成果も出始めた。

国交省は26日、鉄道運賃や料金制度に関する有識者会議を開いた。こうした議論に先駆け、JR西は2021年4月から朝の通勤ラッシュ時を避けた利用者に、自社の交通系ICカード「ICOCA」のポイントを還元する取り組みを展開している。開始前の21年3月比でピーク時の利用者の2%弱が他の時間帯にシフトしたという。

JR西は利用が多い時間帯と少ない時間帯や、大型連休などの繁忙期とそれ以外の時期で料金に差を付ける運賃制度の導入をかねて検討してきた。近畿圏の通勤定期などでピークの時間帯を避ける場合に割安になる「オフピーク定期券」の導入も視野に入れているようだ。

混雑を少なくすると、利用のピークに合わせて準備している設備や人員を減らせ、コスト削減につながる。新型コロナウイルス禍で業績が振るわないなか費用削減の手立てとしても期待される。

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