源泉徴収の所得税7600万円脱税疑い 兵庫の薬局運営会社
自社運転資金に充当か 国税局が告発
(更新) [有料会員限定]
従業員の給与などから源泉徴収した所得税約7600万円を納付しなかったとして、大阪国税局が調剤薬局を営む「ダリア」(兵庫県たつの市)と矢ノ谷志津美社長(72)を所得税法違反(脱税)の疑いで神戸地検に告発したことが27日、関係者への取材で分かった。同社は近年出店を増やしており、源泉所得税を自社の運転資金に充てていたという。
源泉徴収は、雇用者側が給与支払いの段階などで所得税相当分を差し引き、従業員に...