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奈良・十津川村の「空中の村」 ツリーハウスで森林浴

おでかけスポット

木々の間に設けられたネットのつり橋を歩く

奈良県十津川村に2020年4月に開設した「空中の村」は、ひと味違った森林浴が体験できるアウトドア施設だ。まるで空中散歩をするように、つり橋を渡ったり、木漏れ日の下でネットに寝転がって読書をしたり。森の空気をたっぷり吸い込み、のんびりした時間を過ごすことができる新スポットとして注目を集めている。

ネットを歩くのは空中散歩の感覚

チケットを購入し、木々の間にネットを張り巡らせたつり橋「ぐねぐね橋」を渡る。揺れを感じながら、たどり着く先にはコーヒーなどが楽しめるツリーハウスがある。杉や松の大木に、こうした拠点を計13カ所設けた。高さは4~12㍍。その間をネット製のつり橋が縦横につなぐ。

ツリーハウスではコーヒーなどを飲むこともできる

ハンモック状の透明感のあるネットの上では、昼寝をしたり、トランポリンのように跳びはねたりできる。地上の小道には木材チップを敷き詰め、ブランコや小鳥の巣箱などもさりげなく配置した。展望エリアからは熊野山系の四季折々の風景を望む。

企画したのはフランス出身で「地域おこし協力隊員」として2年前まで村の林業に携わってきたジョラン・フェレリさん(29)だ。

ネットの上で昼寝や読書を楽しむことができる

面積の96%が森林という村の環境を生かし、新しい森の楽しみ方ができる施設を造ろうと村に働きかけた。フランスから技術者を呼び寄せたが、多くは村の仲間と手づくりした。村営施設となりフェレリさんたちが指定管理者として運営する。

開業早々、新型コロナウイルス禍で約2カ月の休業を余儀なくされたが、20年は約4000人が訪れた。今期は客足も順調だ。「屋外だから感染リスクは低い。子どもからシニアまで、だれでも一日中楽しめる遊び場を提供したい」とフェレリさん。

足を延ばせば、世界遺産の「玉置神社」や国特別名勝の大渓谷「瀞峡(どろきょう)」もある。村の名所「谷瀬のつり橋」は日本有数の長さを誇る鉄製のつり橋で、こちらではよりスケールが大きな「空中散歩」を楽しめる。

(奈良支局長 岡本憲明)

アクセス 施設へは近鉄大和八木駅から十津川村役場までバスで約4時間、村役場からは車で20分。

営業時間 午前9時~午後5時(入園は午後4時まで、開園は3月1日~11月30日、火曜定休)

入場料 土日曜祝日は大人2500円(中学生以下2000円)、平日は大人2000円(同1500円)。

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