京都観光のビジネスコンテスト開催 京都信金と観光協会

京都信用金庫と京都市観光協会は25日、京都観光に関するビジネスプランコンテストの募集を始めた。伝統産業を盛り上げたり、国際会議や展示会など「MICE」を誘致したりする事業を想定する。新型コロナウイルス収束後も見据えた課題解決と活性化を狙う。
募集は2022年1月10日まで。観光関連事業者のほか京都で起業を検討する人が対象となる。学生も応募できる。最優秀賞(賞金100万円)のほか優秀賞(同30万円)、特別賞(同10万円)を用意する。受賞者は3月に決める。
伝統工芸を体験できる少人数のツアーなどを想定する。新型コロナの感染拡大前、京都では公共交通の混雑や観光客のマナーなどの問題が顕在化した。こうした課題解消にもつなげたい考え。
コンテスト開催は京都信金と京都市観光協会が25日に締結した連携協定の一環だ。京都信金の榊田隆之理事長は「ダイナミックな意見を広く募りたい。新型コロナ収束後の京都観光について一緒に考える場をつくっていく」と話した。