門田博光さんが死去、74歳 元プロ野球・南海の強打者
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プロ野球を代表するスラッガーとして南海(現ソフトバンク)などで活躍し、歴代3位の通算567本塁打を放ち、本塁打王に3度、打点王に2度輝いた門田博光(かどた・ひろみつ)さんが死去したことが24日、分かった。74歳だった。
兵庫県警によると、門田さんの自宅を訪ねた警察官が、倒れている門田さんを発見。その場で死亡が確認された。

奈良・天理高からクラレ岡山を経て1970年にドラフト2位で南海に入団し、身長170センチながら豪快なフルスイングでファンを魅了した。79年に右アキレスけん断裂で選手生命の危機に陥ったが、翌年に41本塁打で復活。81年は44本で初の本塁打王に輝いた。
40歳の88年には、ともにパ・リーグ1位の44本塁打、125打点。最優秀選手に選ばれ「不惑の2冠王」と脚光を浴びた。
89年、球団がダイエーに譲渡されたのを機にオリックスに移籍し、91年にダイエーに復帰。翌年、44歳で引退した。
通算成績は2571試合出場、打率2割8分9厘。567本塁打と1678打点は歴代3位、2566安打は同4位。2006年に野球殿堂入りした。〔共同〕