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JR西日本とソフトバンク、BRT自動運転の隊列走行を実験

位置情報や道路上の磁気の読み取りなど複数の方法を検証する

JR西日本とソフトバンクは27日、自動運転で隊列走行するBRT(バス高速輸送システム)の実験を10月から始めると発表した。先頭車両は緊急時のみ人が運転し、後続車は完全無人とする形を想定。柔軟に隊列を組んだり分岐したりする効率的な交通手段として、2020年代半ばの実用化を目指す。

JR西が滋賀県野洲市で保有する土地に、全長1.1キロメートルのテストコースを建設。走行時速は60キロメートル程度で、大きさの異なる車両3台を通信でつなげ後続車は10~20メートル後ろを走行する。総事業費は約20億円を見込む。

自動運転は位置情報を読み取る衛星測位システムや道路上の磁気マーカーを読み取る方法などを試す。走行時に障害物を検知できるかなども確認。ソフトバンクは車間の通信などで協力する。清水繁宏執行役員は「通信キャリアにとらわれない事業を拡大するため、新しい領域に積極的に入っていく」と話した。

JR西によると、自動運転する複数のバスを隊列走行させる取り組みは国内で初めて。幹線道路は隊列走行で走り、細かいルートは隊列を解除して個別車両で走るなど輸送の効率化にもつながる。バス専用のコースを走るBRTは渋滞に巻き込まれず時間通りに運行できるのが特徴。線路の新設が難しい都市部で導入され、地方では鉄道の代替手段としても期待される。

JR西日本の久保田修司イノベーション本部長(左)とソフトバンクの清水繁宏執行役員

JR西の久保田修司イノベーション本部長は27日の記者会見で「BRTは鉄道と比べ、車両の価格や路線の維持費などコストがかなり下がる」と指摘。同社は中国地方などで利用者の少ない路線を抱えており、自治体などの合意が得られればBRTへの転換も有力手段の一つになる。

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