近江鉄道など、バス定期割引率を初引き下げ 燃料費高で
近江鉄道(滋賀県彦根市)と同社子会社の湖国バス(同市)は24日、路線バスの通勤定期券の割引率を30%から25%に引き下げることを近畿運輸局に申請した。認可されれば10月1日から適用する。両社にとって初の引き下げ。少子化や新型コロナウイルス禍による利用者減に加え、円安と資源高で燃料や修繕部品が値上がりしているのが理由としている。
基準運賃が180円の区間なら、6カ月定期で4万3740円と7%値上がりする。通学定期券の割引率は現行の40%を継続する。近江鉄道は滋賀県南・東部に46路線、湖国バスは同北部に22路線の路線バスを運行している。
同時に路線バス利用時の交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」ポイントの付与率も引き下げる。1カ月あたり1001円以上の利用額に対して15%だったが、10%とする。
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