H2O、不動産売却益33億円 23年10~12月期に計上
エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は24日、傘下の阪急阪神百貨店が保有する大阪市内の配送センターの土地を売却すると発表した。譲渡相手や金額は非公表だが、約33億円の売却益を計上する見通し。譲渡は2023年12月下旬の予定で、23年10~12月期に固定資産売却益を特別利益として計上する計画だ。
H2Oは24年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画で、店舗以外の不動産を中心に15程度の物件を売却する方針を示していた。今年9月にも別の不動産の売却を発表するなど、資産効率の向上を進めている。
不動産の売却によって合計で約300億円の売却益を見込んでいる。持ち合い株式の解消も進め、得た資金は神戸阪急(神戸市)の改装などの成長投資に充てる。