大阪府、24日の新規感染216人 インド型4人判明
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大阪府は24日、新型コロナウイルスの新たな感染者を216人確認したと発表した。2日連続で300人を下回った。1日に確認された感染者数が2日連続で300人を下回るのは3月25日以来で約2カ月ぶり。50代~90代の男女35人の死亡が判明し、府内の累計死者数は2163人となった。
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10歳未満~40代の男女4人がインドで報告されている変異ウイルスに感染していたことも判明した。府によると、4人のうち1人はネパールへの渡航歴があり、残る3人はその濃厚接触者。インドと国境を接するネパールは、インド型変異ウイルスの影響が最も大きい国の一つとされる。府内のインド型の感染者数は計6人となった。
24日時点での重症者は前日から19人減の318人。重症用病床で289人を受け入れ、確保病床とすぐに使える「実運用病床」(いずれも348床)に対する使用率は83.0%となった。軽症・中等症用病床で29人が治療を受けている。PCR検査などを計1万498件実施し、陽性率は2.1%だった。
府は24日、新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生した施設で新たに計8人の死亡が判明したと発表した。3月以降、高齢者施設などのクラスター関連の死者は計33人(19日時点)となった。府内の高齢者施設などでは3月1日~5月19日に計110件のクラスターが発生し、1623人の感染者が確認されている。病床の逼迫に伴い、入院調整中に施設で治療を受けている間に亡くなった人もいるという。